
そもそもユニオンって?
ユニオン(労働組合)とは労働者が団結し、雇用主と話し合い、より良い労働環境を実現していくための組織です。
日本国憲法においても労働者が「団結し」、改善のために契約関係にある会社と「交渉し」、良い仕事場の実現のために「行動する」ことが保障されています。
ちなみに、私たちはヤマハ音楽振興会と委任契約を結んでいますが、契約形態が「雇用」ではなく、「委任」や「請負」であっても、会社との関係で従属的な立場にある場合には、労働組合を結成することができます。力関係を超えて対等に交渉することができるよう、労働組合を結成できる「労働者」の範囲は広くとらえられているのです。
ヤマハ音楽講師ユニオンはヤマハ英語講師ユニオンと同じように雇用化を求めてるの?
2020年6月、ヤマハ英語講師ユニオンがヤマハミュージックジャパンとの間で、英語講師の雇用化について大筋合意したとの報道がありました。
私たちは、この英語講師の皆さんの取組みに大きく勇気付けられました。
契約の名称が委任や請負であっても、働き方の実体が労働者であれば雇用契約と判断されます。
私たちヤマハ音楽講師の現状についても、多くの方は雇用契約に類す働き方をしています。しかし、音楽講師の中には、雇用と扱われることに抵抗がある方も多く、現在はユニオンとして雇用化を求めることは考えておりません。現状の委任契約のままで労働環境を改善を訴えていきたいと考えています
自由に働かせてもらってるからいいじゃん?
確かに今までヤマハ音楽講師は委任契約の下、1つの会社だけでなく様々な場所で活動することが出来ていました。
しかし、実際は雇用契約であっても複数の会社で働くことは可能である上、自由な働き方と契約下にある講師に対する「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」の保障は両立されるべきことです。
自由な働き方とはいえ、レッスン外業務の負担が大きく時間の制約もある現状において、
本当に自由な働き方が出来ている講師はどれだけいるのでしょうか。
2020年9月現在、私達は今の1つの会社に絞らない働き方のまま
講師が安全と安心を手に出来る方法を模索しています。
あまり活動は出来ないけど加入できますか?
もちろんです!
ヤマハ音楽講師の方であればどなたでもご加入でき、会議や定例会の参加を強制することは一切ありませんのでご安心ください!
ユニオンの加入の時に実名を書かなきゃいけないけど、ヤマハ音楽振興会にバレるのが怖いです
組合員の情報がヤマハ音楽振興会に明かされることは”一切”ありません!
いただいた情報は、講師以外の加入を防ぐため、また団体交渉などのご報告を送付させていただくために役員のみで使用させていただきます!