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私たちの目指すところ

適切な報酬の支払い

無報酬労働をなくして適切な報酬が支払われるよう求めます

 私たちの仕事はレッスンだけではなく、レッスン前後の準備、発表会の準備・本番、講師会議への参加など、多岐にわたります。しかし基本的に私たちの報酬はレッスンに対する報酬のみで、レッスン以外のお仕事は無報酬になっているケースが散見されます。

 これらの無報酬の労働に相当な時間を取られることも多く、レッスン分の報酬額だけでは割に合わないものになっています。

 また、私たちが契約関係にあるのはヤマハ音楽振興会ですが、契約関係にない特約店から様々な業務の指示を受けることも珍しくなく、拒否することができず実質的に強制になっていることが、当ユニオンの実施したアンケートで明らかになりました。

 私たちはヤマハ音楽振興会に対し、これら無報酬の労働をなくし適切な報酬が支払われるように求めるとともに、特約店によって対応が異なることのないよう、統一的なルールを作ることを求めます。

怪我や病気に関する保障

仕事を原因とする怪我や病気に対して適切な補償を行うよう求めます

・エレクトーンのコードに足を引っ掛けてしまい、転倒、骨折
・走る子どもたちとぶつかり左手小指を負傷
・通勤時、車同士の接触事故
・楽器の脚に足の小指をぶつけて骨折
・財団の人からの心ない言葉による精神障害
(2020/10/20公開「事故・怪我についてのアンケート」より)
 このように、私たちが仕事をする上では、
怪我・病気のリスクが避けられません。

 お仕事をしている時や行き帰りでケガをしてしまったり、お仕事が原因で病気になってしまった場合は、補償をすることを求めます。

ヤマハ音楽振興会と対等に話し合える関係

躊躇いなく自分の意見を言え、それに対してヤマハ音楽振興会から誠実で建設的な回答を得られることを求めます。

 ヤマハ音楽振興会と私たち講師は業務委託契約を結んでおり、本来ならば対等な関係のはずですが、実際はヤマハ音楽振興会や特約店の一方的な決定に講師が従わざるを得ません。これでは対等な関係にあるとは言えません。
 自分の働き方や力関係に疑問を持った講師が、「こんなことを言ったらレッスンを減らされてしまうのではないか」と心配し、
自分の意見を伝えられないケースもあります。不安や疑問があっても誰にも相談できず、辞めてしまうことも…

 「レッスンを減らされる」などの心配やリスクを負わず、講師から意見を伝えることができ、それに対しヤマハ音楽振興会が誠実に対応する関係性を目指しています。

業務停止による収入減少に対する補償

会社側の判断での業務停止による収入減少に対する補償を求めます。

 新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、レッスンが休講となりましたが、突然のヤマハ音楽振興会の判断だったにも関わらずヤマハから講師に対する補償は一切なされませんでした。

​ 「お見舞金」として平均月収の2割分が一度だけ支給されましたが、休講期間(無収入の期間)がいつまで続くか分からない状況ではとても生活できる金額ではありませんでした。

 また、コロナは全世界的な問題だったため、国や自治体から給付金をいただくことができましたが、今後もしヤマハだけの事情で、ヤマハだけが休講になった場合、国や自治体からの給付金は望めません。

 そうならないためにも「会社側の判断での業務停止により収入が減少した場合、休業補償をする」という制度を整えることを求めます。

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